NHKの女性記者の過労死が伝えられた。痛ましい事件ではある。が、厚生労働省の資料によると激務、疲労による労災はむしろ減っているようだ。
増えているのは、メンタルヘルス系の労災。身体よりも先に、心の方が先に折れてしまうことが当たり前なのだ。
もはや、多くの「労働者」にとって働くことは喜びではないと言わざるを得ない。また、政府としても、企業としてもいかに労働者に休みを取らせるか、いわゆる働き方改革が必然の時代が来ているのだろう。
これまで以上に仕事の自動化、効率化、人間にしかできない仕事の明確化、ワークシェア、生産性の再定義などが必要となってくる。どう発想の転換をするか。
まあ、「労働者」にどう働いてもらうかで企業経営者、厚労省等の担当者の方が過労死してしまうそうな絶望的な気持ちになるが・・・。