本来、国をあげて祝うべき日。
敗戦から6年後の昭和26年9月8日、サンフランシスコ講和条約が吉田茂首相によって調印され、ようやく日本に主権が認められました。
4月28日を日本の独立記念日に
日本に独立が認められた背景には、来るべき冷戦の時代に日本を資本主義陣営の尖兵として利用しようというアメリカの戦略がありますが、これを吉田茂首相が利用して今回の条約締結へ持っていきました。条約発効の翌昭和27年4月28日(昭和天皇の誕生日の前日)に、日本は6年をこえる連合国による占領から解放され、国家として主権を回復することができました。
この日から、日本への検閲や強制もなくなり、各家庭の軒先にも堂々と「日の丸」を掲揚することも出来るようになったのです。
4月28日は、日本が植民地から再び「独立」できた栄誉ある日なのです。
安冨先生がよく「魂の脱植民地化」だとおっしゃる。日本が米国のいまだに占領下であることはいうまでもない。それも、物理的に占領されているだけでなく、心から負け犬根性、被支配者になっていることが悲しい。確かに、むなしい独立記念日かもしれないが、それでも認識しない、祝わないよりはましだと。
戦後の米国による日本の支配は、痛いほど感じている。
「満州暴走 隠された構造」読了 - HPO機密日誌