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HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「経営の処方箋」は経営者のツボに効く!

数週間かけてようやく読了。これは本当に経営者にとって処方箋だ。

同じ新将命さんの「経営の教科書」も業種を超えて経営者が身につけておくべき基礎というのはかなり共通項目があるのだと関心した。本書は、「教科書」どおりではついつい悩みにはまってしまう諸々の経営者の「病い」に対して的確な「処方箋」を出して下さっている。

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本書の内容はそれぞれツボを得た内容、助言、表現になっているので、私があれこれ解説するものではない。その確からしさを示すのは、例えば残業について。

Q10 我が社は残業が慢性化しています。社員がが夜遅くまで熱心に働いてくれているの苦言を呈しづらいのですが、はたして本当に望ましいことなのでしょうか?

(前略)

慢性的な残業がもたらすこれだけの弊害

 誤解しないでいただきたいのは、残業はすべていけない、などと無責任なことをいっているのではない。先に、残業は「条件つで」望ましくない、と申し上げたのはそのためで必要に迫られて時折残業をすることをビジネスパーソンならば必要だし、ここぞというときにはすべきだと想う。新商品の発表が数日後に迫っていて準備に追われた、株主総会を控えて手ぬかりなく資料を整えなければならない、などということはあってもいいし、私自身も何度となく経験がある。
 問題なのは、慢性的、継続的に「昨日も今日も夜10時過ぎまで残業」という状況である。
 残業が常態化している会社は何かが狂っている。そんな状況を許している経営者の心が狂っているのか、会社のシステムが狂っているのか、はたまたその両方か。原因はどうあれ、「残業するのが当たり前」という状態は、あなたが想っている以上にあなたの会社に深刻なマイナスの効果をもたらすことを認識しなければならない。

本書は2014年の発行。電通の事件のはるか前。それでも、経営者として健全な「処方箋」を提言して下さっている。以下、慢性の残業の何が悪いか、ではそれを改善するにはどうしたらいいか明確に「処方」してくださっている。

社長自身の時間の使い方、仕事と公務とのバランス、あるいは不要な会議の減らし方まで実に役立つことが満載されている。今、「社長になるための10冊」のリストを作ろうと想っているのだが、本書は真っ先にリストに入れるべき本だと確信している。