先日ある小冊子・・・、いや、名前をちゃんと書こう、「月刊 朝礼」で宮沢りえさんが、「試練はごほうび」とおっしゃってるという話しを読んだ。ぐぐってみたら、なんと糸井重里氏との対談で出てきた言葉だった。
宮沢 さっき言ってた「苦難や試練はごほうびだ」っていうのは、言葉でどんなに言っても、子どもには伝わらないと思うんです。
[ 宮沢りえ×糸井重里『試練という栄養。』 - ほぼ日刊イトイ新聞]
糸井 そうかもね。
宮沢 でも、数々あったわたしが、いろんなことがあったんだけど、それらをぜんぶひっくるめて、目の前でたのしそうにしているってことは、子どもにもわかるじゃないですか。
宮沢りえさんが、子供を産んでいたことも知らなかったし、お芝居にそんなに力を入れていらっしゃることも知らなかった。しかし、何本かの映画での素敵なお姿は見ていたし、若い頃から相当なご苦労を経験されていたことは知っていた。その宮沢りえさんが、「試練はごほうび」と言えることに大感激。しかも、この対談のように自然体で話していらっしゃるのを読んで改めて良いお年の取り方をされているのだと。私も苦労が多く先の見えなかった四十代を生き残って、宮沢りえさんのこんなステキなお話を読めてよかったとつくづく思った。