HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

習近平と日本の株価

先日、台湾から友達が来た。食事をしていて、「習近平の戦勝70周年記念パレードの意味はなにか分かるか?」と聞かれた。「日本への軍事的なプレッシャーじゃないの?いつでも、日本は攻め落とせると」と答えると、「いや、違う、あれは習近平が政治も軍事も完全に掌握したという象徴だ。習近平はひとつも戦争をしたいとは想っていない」と返された。

彼の説明によると、中国人、特に富裕層はもう十分に資産形成をし、それをドルや、株などに十分に転換しているので、ここで経済成長が鈍化してもまったく痛痒がないのだと。まして、せっかく築いてきた資産を海に捨てるような戦争はしないと。南沙海域での基地問題も、挑発ではなく、あくまで内政のバランスの問題だと。

そして、今日、株に詳しい人が来て、また食事をした。たまたま、この習近平の意図の話しをした。すると、「そうだんだ。あの軍事パレード以前は中国株と日本株の連動の仕方は激しかった。あれ以来、中国株があがろうが、さがろうが、日本株はまったく影響を受けなくなった」のだと。

いやはや、やっぱり市場は正直なんだなとつくづく。