HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

エノテカさんのワインブック

自粛、自炊生活のためにエノテカさんでワインを買ってきた。家飲み用なのでお店の手前に置いてある3本5,000円に目を引かれた。店に入って見ていると、ついつい奥の方の3本一万円の棚に足が向いてしまう。さりとて、冷蔵ケースの中の一本数万円のワインには手は出ない。恐る恐る三本選んでお会計をした。会計カウンターに置いてある"Wine Book"という小冊子を発見。聞けば無料だと。何の気なしにもらってきて家で開いてみた。これが思いのほかよかった!

www.enoteca.co.jp

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もう全ページを写真に撮ってここで紹介したい誘惑に駆られる。でも、著作権他の問題があるので我慢しておく。この小冊子は、ワインの基礎を産地に光を当てて解説している。ページを開くとまず世界地図。北緯または南緯20度から40度地帯に、世界で価値があると言われる産地国が分布しているのが一目瞭然!その上で、国別地方別のワインの解説が載っている。例えば、フランスならボルドー地方から始まる。一級5シャトーを頂点とするメドック格付けピラミッド、左岸右岸の特徴など簡潔に分かりやすく書かれている。シャンパーニュ地方だとシャンパンの作り方まで解説されている。発酵にはちょっとはまっているので糖分さえあれば瓶内熟成で発泡するとまでは知っていた。だが、瓶内発酵の途中で「門出のリキュール」を入れて糖分を調整することは知らなかった。更に数年寝かせてようやくシャンパンだと。

小冊子の最後の方に、葡萄の品種をキャラに例えている。例えば、シラーなら「近年人気上昇中の個性派キャラ」という具合。これは「ワイン1年生」を意識しているのだろう?

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自粛経済そのものをいい加減にしてくれという気持ちではいるが、自粛しなければならないのならできるだけ楽しみたい。ましてや、その楽しみが経済を少しでも回すことにつながるのなら更に幸いだと。ワインを選ぶと、ワインに合う料理を自然に作りたくなるから不思議。