子供に「伝道の書」の話をした。日の下に新たなものはなにもない。最新の技術ですら開発されて、普及されるためには、過去のものとのアナロジーがなければならないことから、「伝道の書」にまだ話しが及んだ。
先にあったことは、また後にもある、先になされた事は、また後にもなされる。日の下には新しいものはない。
伝道の書(口語訳) - Wikisource
何度読んでも、「伝道の書」は智慧に満ちている。人が一生を送るための智慧がここにある。まさにここに書いてあるとおり、愚者である私には、智慧ある人の言葉に耳を傾け、少しでも智慧ある道を歩めるように努力する他はない。
いつぞや、id:finalventさんが「伝道の書」には、人に与えられた喜びはセックスだけだと書いてあるとおっしゃっていたように記憶する。それはきっと本当だ。そして、またこの句も本当だ。
わたしは、その心が、わなと網のような女、その手が、かせのような女は、死よりも苦い者であることを見いだした。神を喜ばす者は彼女からのがれる。しかし罪びとは彼女に捕えられる。
愚者であり、罪びとである私はよくよくこの書の智慧を学ばなければならない。