ほぼタイトルの記事を増田で読んだ。
Togetterでも似た議論が展開されている。
これらの論者が「避けられない」とする理由は、このツイットが端的。
当日は供給力455万kWを用意していた。地震発生時3:00AMの需要量は300万kWあり、供給量もとうぜん同じくらいだったが、それが苫東厚真の全機停止で一時に165万kWも低下した。供給力が一気に半減したため周波数が急激に変動。他の発電所も変動に追随できず、全停電に至ったと。https://t.co/fMhF1Sp5HV
— yunishio (@yunishio) September 6, 2018
「周波数変動」、「全系統崩壊」であったと。
TLで「この停電は系統崩壊だ、しかも全系崩壊だ」という見慣れない文言を見かけたので、ググってみたらこういう読みやすい文書があったのでシェア。発電機が全部切り離されちゃったのね。https://t.co/C9zpaKRp1B pic.twitter.com/qwzSuOvI1c
— kei@要約筆記なんでも屋 (@2ndears) September 6, 2018
確かに周波数とは需給のバランスで決まる。
周波数は、図2に示すように、発電と負荷(需要とも言います。使われている電気の全体の量のことです。)のバランスで定まります(脚注6)。発電が大きければ周波数は高くなって行き、負荷が大きければ周波数は低くなって行きます。
バランスが崩れれば周波数を追随させるために発電機の回転数を変えなければらない。発電機の回転数の追随には限界がある。これはわかる。しかし、一歩前にもどって原発が稼働してればそもそも深夜の時間帯で火力発電にこんなに依存しなくてもよかったはず。本来、各電力会社は限られた経営リソースの中で電力の「ベストミックス」を目指していた。これが実現していればこの図が実現していれば午前三時に火力発電所がフル稼働していたはずかない。
http://www.ene100.jp/www/wp-content/uploads/zumen/1-2-11.jpg
「ベストミックス」が実現されなかったのは、福島第一原発事故が原因ではないことは銘記されなければならない。中途半端な主義主張による政争の具と化した反対運動により十分な原発の開発、更新は行われなかった。そもそも、福島第一原発ですらきちんと更新、廃炉の手続ができてれいば前回のような大きな事件にはつながらなかったと考える。
いかがか?
やはり、泊原発が稼働していれば火力発電所が午前三時に高稼働であったはずがない。そこまで考えれば、原発が稼働していれば北海道全電源喪失とはならなかっただろう。ちなみに、泊は震度2であったと聞いている。 / “1-2-11.jpg” https://t.co/DD6ebkr2v0
— ひでき (@hidekih) September 6, 2018
ちなみに、自分の発言ながらこれはまったくの間違い。寝ぼけて、きちんと背景を調べずにツイットした。不明を恥じる。
単純に原発が稼働していれば、瞬時に発電量をあげて調整できたと。 / “停電の原因「需給バランス崩れる ブラックアウト」北海道電力 | NHKニュース” https://t.co/ROxs7cYNiJ
— ひでき (@hidekih) September 6, 2018