「ビッグデータで選ぶ地域を支える企業」を読了した。AIだの、SNSだのが取り沙汰される現代において、過去から積み上げてきた統計学、企業データがどれだけ有意義か伝わった。
- 作者: 帝国データバンク
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2018/04/27
- メディア: 単行本
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例に取り上げられているお会社の半分くらいは「フィロソフィー」を大切にされているという話しが出ていた。これは、つまりは盛和塾カンパニーということ。稲盛塾長のご指導が「地域を支える企業」を作っていると。
本書を評価すべきポイントとしては、統計をきちんと使っているところにある。AI全盛のようなことを言われているが、信頼性、有意性の確率などをきちんと検証できるのはやはり従来からの統計手法。これを帝国データバンクが貯めてきたデータに適用しているところが本書の焦眉。
企業規模と頻度(会社数)がべき分布になっていることも立証されている。また、取引高もそうであると。なかなか納得の一冊。