以前からホテル業におけるIoTの話題に興味を持ってきた。
キーレスエントリーを体験したくた台湾にまでいったが(まあ、出張ついでではあったが)、うまく動作していなかった。
ホテルという24時間365日稼働しなければならないスパルタンな状況においては、おもちゃのような家庭用IoTでは対応できないのだろうと思い込み始めていた。そんな中、IoTを売りにしているホテルがあるのを発見。
早速、このうちのひとつに泊まってきたのだが、まったく期待はずれだった。チェーンを間違えたのかと思うほど。フツーのホステルだった。IoTの"I"の字も感じられない宿泊体験だった。ウェブを観る限り、IoT部屋以外でも雰囲気くらいは感じられるものだと期待していた。もうちょっとホステルの雰囲気を楽しんで、たしかに多かった外国人宿泊客の方々と交流さればまだ救われたかもしれない。交流を放棄して、そのまま食事に出かけた私も悪かったのだろうとは思う。
実は、この宿泊に前後して思い余ってホテレスショーにも足を運んだ。しかし、IoTっぽい話題はあまり出てきていなかった。いまの日本の宿泊業界において、法的規制もあってIoTは生産性向上につながらないのだろう。And Hostelがそうであるように、民泊のように極端に省力化している宿泊形態の方がIoTとの相性はいいのかもしれない。いまのところ、民泊新法が今年施行されると、保健所管轄の宿泊業界の方がしばりが強くなりそうな予感がある。
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こういうニュースが続くとホテル、民泊とIoTの関係はまだまだ注視していく必要があるなと感じられて良い。