HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

壮年の死

若い頃に大変お世話になった、ある方の葬儀に参列した。この方から若い私はとても影響を受けた。葬儀はこの方のお人柄を伝えるものであった。小規模な式場ではあったが、生前この方と縁のあった個人の方と政財界の方の生花がところせましと手向けられていた。式場にあふれるほどの参列者が出棺まで立ち会われた。それでも、この方の職業上の理由で一切ウェブにも、マスコミにも取り上げられることはなかった。世のため人のために活躍された方はこうしてひっそりと弔われるのかと思うと胸が痛んだ。

ここのところ、お世話になった方々が次々とこの世を去っていっている。しかも、それぞれの分野で人と人とをつなげる「ハブ」の役割を果たしてきた方々だ。本当に日本の国は、地域は、変わってしまうのかもしれないと思い知らされる。