女性には失礼な話しだが、株式市場や、金融市場は「美人コンテスト」だと言われる。コンテストで優勝しそうな、ということはみんなが投票しそうな「美人」に自分が「投票」ならぬ投資をするゲームだから。いまの金融テクノロジーだと「株が下がる」ことによって利益をあげる商品まで開発されている。株が下がるかもしれないと想うと、みんな争って「株が下が」って利益の出る商品を買うことでしょう。どうも、今回の株安はこの心理が働いている気がしてならない。要は、「ブラックスワン」が読まれすぎたと。
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前回のリーマンショックの時の経験から言えば、世界はやはり富裕層が支えているのではないかということ。サブプライムだの、FNMAだのといって、ヘッジファンドと関わっている人々以外、直接の影響は少なかったのではないだろうか?それでも、世界が止まった。世界の端の方にいる私にも07年から翌年にかけて経済の動きが悪くなったのではなく、世界の経済が一時止まっていたのを感じた。今回のまだ名前もない株安がここに繋がらないことを祈るような気持ちで見ている。
実体経済、普通の人々まで消費を抑える、建物の建築をやめる等の負の影響がでる前に反転してくれることを期待している。
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