ようやく「やわらかな遺伝子」の最終章にたどり着いた。ここまできてようやく進化心理学が出てきた。そして、プロローグで触れられた人物達がなぜひとところに集められたのかの謎解きがされた。
- 作者: マット・リドレー,中村桂子,斉藤隆央
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あとできちんと書くが、とりあえずのメモ。
概要
ある心理メカニズム(例えば「怒り」)をもつ個体が、この心理メカニズムをもたない他の個体に比べて生存・繁殖の上で優位に立つならば、自然選択の過程を経て、その心理メカニズムは種全体に広がっていくだろう、と考えられる。逆に、現在から過去を推測すると、ある形質が種内の個体の多くに普遍的にみられる場合、その形質は進化史の中で生存・繁殖の成功に役立つ何らかの機能を果たしてきたと考えられる。特にヒトの場合に広く見られる精神的・行動的形質をヒューマン・ユニバーサルズと呼ぶ。この適応という観点は、実際に多くの心理メカニズムをそれが正しいかどうかはともかく、合理的に説明できる。例えば家族・親戚関係のある側面については血縁淘汰・包括適応度、親類関係が無ければ互恵的利他主義、進化的に安定な戦略 (ESS) といった枠組みの中で見事に説明することができる。 進化心理学 - Wikipedia