HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

戦後左翼思想を乗り越えるのは日本の家族

橋下発言への対応を見ていると、日本の政治家や、マスコミは脊椎反射しかできないのかとため息がでる。

 橋下市長の発言は、言語道断で侮辱的なものだ。米国が以前に述べている通り、戦時中、性的な目的で連れて行かれた女性たちに起きたことは、嘆かわしく、明らかに深刻な人権侵害で、重大な問題だ。橋下市長は米国訪問を計画しているそうだが、こうした発言を踏まえると、面会したいと思う人がいるかどうかはわからない。

朝日新聞デジタル:橋下氏発言を非難する米政府当局者のコメント(全文) - 国際

質問:やあ。私の名前はタカシです。日本の朝日新聞から来ました。橋下大阪市長は最近、いわゆる「従軍慰安婦」問題に言及し、倫理的な点からは受容しがたいとしても、戦時に慰安婦は必要だったと議論しました。(以下略)

サキ氏:私たちはもちろんその言及を知っています。橋下市長の意見は恥知らずで容認しがたいものです。米国は以前に述べたように、性目的で人身売買されたこれらの女性についてあの時代に生じたことは、嘆かわしいことであり、明らかに深刻で大規模な人権侵害です。私たちは重ねて被害者のかたに誠意を込めた同情を表し、日本が近隣国とこの問題や過去にまつわるその他の問題について議論を継続し、これらの国の関係が前進できることを望んでいます。

橋下市長発言を米報道官が初批判した話題について: 極東ブログ

わざわざ米国で日本を貶める質問をして、これを「声明」だとして報じた朝日新聞の見識を問いたくなる。そんなことをしているくらいなら、自社でどれくらい「押し紙」という部数の上乗せをしているか調査して記事にしろといいたい。

週刊新潮が、滋賀県内の読売新聞は18%(全国平均では3〜4割)、朝日新聞は34%、毎日新聞は57%、産経新聞は57%が押し紙であるとした特集を組むなど、近年はこれまでのタブー視を打ち破るような情勢が形作られてきている[13]。

新聞販売店 - Wikipedia

橋下市長の意図は目先の問題ではなく、もっとはるかに先をいっているように私には思える。

会見のポイントは4点:

  • 侵略行為:定義はないが安保理が判断する枠組みはあった。
  • 戦後処理:敗戦国なのだから侵略認定を含め潔く受け入れるべき。
  • 慰安婦:世界の認識は日本はレイプを軍が組織的に行ったこと。
  • 全般:認めることは認め、言うべきことを言う。
〔従軍慰安婦の賛否〕2013-05-13橋下徹大阪市長の記者会見+補足から発言の真意を読み解く(午前編) - Togetterまとめ

いま現在、米国から中国、インドへとパワーシフトが起こっている非常に不安定な情勢の中で、これまでの日米中の三角形だけで政治を考えていたら道を誤ると。米国の思惑、中国の思惑の中でだけしか日本の政治と政治思想が動いてこなかった呪縛からぬけでなければ国が終わると。そういう危機感を橋下市長の発言から感じる。国内的にもまもなく団塊の世代が終わる。この後の縮約がどうなるかまるで誰も分かっていない。

戦後左翼思想はこうした不安定な現実に対応できていない。中国の国益を受けて、活動してきた旧社会党や、朝日新聞などのうわっつらをなでただけの歴史認識では、橋下発言の先の未来へは対応できないだろう。出てこなくていいよという感じではあるが、民主党の存在感のなさにも、あらためてあきれる。民主党政権の数年は、国としての国際競争力の低下、経済の困窮、中国・韓国を初めとする近隣諸国との関係悪化など、国益を大きく損ねた。民主党のくびきから解き放たれたとたんに日経平均をはじめ経済指標が大幅に改善している。左翼系の政治家すべてに政権を担当する能力も、思想もなかったことは明々白々だ。

唐突だが、こうした不安定な世の中をいかに生ききるかの鍵は家族の絆しかない。家族こそすべての活動の根源であり、人の自信のみなもとだ。私は家族を大切にするという一点において、保守主義こそ政治思想であるべきと主張する。