HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「娚の一生」 全三巻

娘の本棚で見つけ、一気読みした。

娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)

娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)

娚の一生 2 (フラワーコミックスアルファ)

娚の一生 2 (フラワーコミックスアルファ)

娚の一生 3 (フラワーコミックス)

娚の一生 3 (フラワーコミックス)

もう海江田教授の大ファン。男は一人の女を愛しきるのが一生。1巻、2巻ののほおーんとした展開もラブ。だけど、3巻の怒濤の展開には感激至極。

・・・私はそういう女なの
いい年をして自分にいつまでも自信がなくて
自分だけを見てくれる人と向かい合う勇気がないのよ
そのくせ人には・・・愛されたいの

ああ、もうこのつぐみの独白の「女」を「男」に変えたら、そのまま自分のことを言われているよぉ、って。

身の固め時ってのはあるんだなとつくづく。

かかないけど、3巻の「ゆれる」の最後の海江田教授の独白に泣いた。ああ、そうなんだ、そういう生き方があるだと。

あえて、ネタバレしたくないが、連載されていた2010年にこの最終話を書いた西炯子さんってすごい。

おっと、同級生だ!


■追記

実は娘に教えてもらうまで「甥の一生」だとずっと信じていた。漢字を調べてみた。

訓読み めおと

娚 - ウィクショナリー日本語版

「おとこのいっしょう」と読ませているが、「めおとになるのが(は)いっしょうがい」という意味ととるべきなのだろうか?