HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

日韓FTAの必要性

十数年ぶりの韓国は、全く印象が違った。

仁川空港の規模にも驚いたし、その周辺ですすむ干拓、工業団地の開発、高速道路の整備にも脅威を感じた。成田空港を日々見ているものとしては、焦燥を感じた。

私の記憶は1985年の軍事政権当時の韓国で、看板、シャツなどにハングル以外の外国語の文字を使うことすら禁じられていた。現在とはえらい違いだ。街をあるいていて、東京に匹敵する繁栄を感じた。

某金融機関でブリーフィングをしていただいた。日韓経済の一体化の必要性、その相乗効果について切実に感じた。嫌韓だの、反韓だの、不買運動などしている場合ではない。大震災以来の生産のシフトの受け皿の必要性を感じる。

金融機関さんの資料をここで引用することはできない。一般庶民が犠牲になる部分はあるにせよ、トップ企業が牽引しGDPが順調に推移している。韓国は日本の為替の自由化以来の停滞を見て学んだという。為替を自由化せずにウォンをまもり、金利政策の自由と、成長率を維持している。

中断している日韓のFTZ(自由貿易地域協定)の協議を早急に再開し、締結する必要があるのではないだろうか?


■経済学のトリレンマ

為替の先物について特に規制しているらしい。それだけでも、このトリレンマはの呪縛は受けていないようだ。

経済学においては、国際金融のトリレンマと呼ばれる有名な関係――資本移動の自由、国内金融政策の独立性、固定為替相場は同時に達成できない――がある。

もう一つのトリレンマ - himaginaryの日記