HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「韓国の自滅外交」

ニューズウィークの記事を興味深く読んだ。

韓国の自滅外交 2013年5月28日号 | 本誌紹介 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

本来、ルール違反だが、電子版の定期購読を申し込んだので許して欲しい。たまたま中西輝政先生のお話を聞いたのだが、この写真のこの手が象徴的なのだとおっしゃっていた。ニューズウィーク誌は、言外の意味を込めてこの写真を掲載しだのだと。朴槿恵大統領に、「日本の歴史認識を」と言わせている「手」があると。中西先生もそれが誰かはおっしゃらなかった。言外の部分を私なりに想像すれば、日本と尖閣で衝突している中国が日本を孤立させようとしてやったことだろうと。

もう7、8年前に中国に政府のからみで訪問したことがある。その公式のレセプションの席上、ミャンマーの若者に「中国さま、ダムをめぐんでくださったりがとうございます」と言わせていたのは驚いた。今年ミャンマーに行って中国支援のダム建設と8割の発電を中国本土に送っているという取り決めが、政府内の秘密で一般国民には知らせていなかったと聞いて更に驚いた。

中国は使える手はすべて使う。それが恐い。こんな経験をした。以前、大変営業のできる同僚がいた。彼は使える手はすべて使って営業の受注をしていた。日本の外交交渉を彼とその仲間につかったらどうかと言いたくなるほどだった。それだけ交渉力のある人間だと、その力を社内にも使ってしまう。社内の同僚や、上司にまで交渉してしまうのだ。これは大変危険であった。詳しくは書かないが、結局、自分で会社を辞めざる得ないところまで行ってしまった。

中国人も同じだ。交渉できることはどこまで交渉する。国内でも交渉してしまうので、国内がまとまらない、居心地が悪いとみなわかっていても、止められない。金持ちや、政府の高官が子弟や、自分自身を海外で教育受けさせ、移民させるというのはわかる。国内の状況では持たない、なにもかもが。

ここのところに中韓の接近が、それでもなくともお国事情の難しい韓国を更に窮地に陥らせないことを祈るばかりだ。まじめに国家解体につながり兼ねない危機が近づいている。混乱の中で、中国が半島をも併合しかねない事態につながり兼ねない。

 北朝鮮は将来、韓国との和平を実現する場合、韓国に多額の経済協力を求めてくる。そのため韓国にとって「日本の資金協力は不可欠な要素だ」と、小針は言う。歴史問題で日本政府を批判すれば、北朝鮮政策における日本との協力関係に水を差し、韓国が期待する日本マネーが逃げてしまう。一方で朴が反日をやめれば「やはり正体は親日派だった」との批判が国内で出かねない。

オバマへの「直談判」で深まる朴のジレンマ | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト