読み直している。正直、以前読んだときは、ちょっと退屈だと思った。なんでそう思ったのか分からないくらい、今回読んでて面白い。というか、これはそのまま役に立つ考え方だ。ベトナム戦争の分析、中国の獄中での体験など、城野先生の本領発揮だ。
- 作者: 城野宏
- 出版社/メーカー: 啓明書房
- 発売日: 2004/04
- メディア: 新書
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読みながら、メモを作った。
- 対立する2つの項目
- 図と地
- 特殊と普遍
- 現状維持と変革
- 優点と欠点
- 行動から考える
- 事実から発想する
- 主流とそれ以外
- 一次、二次、三次と順位づける
まだまだ続くのだが、言葉にしてしまえばこれだけのことが、城野先生にかかると自由自在に国際情勢から、会社経営まで切れてしまう。なんといっていいかわからないが、城野先生の「脳力」はひとつの「ゾーン」に常に入っていて初めて可能であったのではないだろうか?常人には、かなり特殊な脳の使い方や、訓練をしなければ到達てきない境地だと感じる。
そっか、城野先生は、ぎりぎりの対立や、荒野や困難にわざとその身をおいてみて、不安定の先の場所でこそ創造的な「ゆらぎ」が発揮できると。やっぱり、野戦の指揮者は違うな。