HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「脳力開発入門」

読み直している。正直、以前読んだときは、ちょっと退屈だと思った。なんでそう思ったのか分からないくらい、今回読んでて面白い。というか、これはそのまま役に立つ考え方だ。ベトナム戦争の分析、中国の獄中での体験など、城野先生の本領発揮だ。

脳力開発のすすめ―誰でも素晴らしい頭になれる

脳力開発のすすめ―誰でも素晴らしい頭になれる

読みながら、メモを作った。

  1. 対立する2つの項目
    1. 図と地
    2. 特殊と普遍
    3. 現状維持と変革
    4. 優点と欠点
  1. 行動から考える
    1. 事実から発想する
    2. 主流とそれ以外
    3. 一次、二次、三次と順位づける

まだまだ続くのだが、言葉にしてしまえばこれだけのことが、城野先生にかかると自由自在に国際情勢から、会社経営まで切れてしまう。なんといっていいかわからないが、城野先生の「脳力」はひとつの「ゾーン」に常に入っていて初めて可能であったのではないだろうか?常人には、かなり特殊な脳の使い方や、訓練をしなければ到達てきない境地だと感じる。

そっか、城野先生は、ぎりぎりの対立や、荒野や困難にわざとその身をおいてみて、不安定の先の場所でこそ創造的な「ゆらぎ」が発揮できると。やっぱり、野戦の指揮者は違うな。