HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ブラックスワンとプレゼンテーションとアイロンと私

ブラックスワンの補稿、「強さと脆さ」を再読した。「ブラックスワン」そのものよりもタレブの思考が分かりやすく述べてある。「あの」リーマンショックを生き延びたばかりか、一生を何回かなんの苦労もなく過ごせるほどの資産を形成することに成功した人の発言には敬意を払うべきだと改めて思った。警鐘をならして仕事をしているつもりになっている人たちには、ほんとうに大切なことがなにかわからないのだろう。*1

強さと脆さ

強さと脆さ

今日は一日、あるプロジェクトのプレゼンテーションを受けた。いつもと全く逆の立場で選ばれる方ではなく、選ぶ方でプレゼンに参加すると全く視点が違う。ほんのちょっとした言葉ひとつにも、その会社全体の社風が出るもんだとつくづく。ベストプラクティスとして共有される仕事のやり方が社風であり、特に組織が大きくなったときに共有されたベストプラクティスがなんであったか問われるものだ。別の言葉で言えば、品位ということかもしれない。

プレゼンを一日聞くのも疲れるものだ。疲れて、家に帰ってきたものの、夜ワイシャツにアイロンをかけた。やってみるとなんとかなるもんだとつくづく。

手アイロンと縫い目からアイロンを一方向にかけることがポイントらしい。

なんでもポイントというのもはあるということで、この3つをつなげておこう。

*1:たとえば、セネカの「自分が所有しているものすべてを今日失ってもかまわないという覚悟」なのだろう。「生きるということ」を思い出した。