HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「僕らはビッグデータの走りだったんです」

ある意味先日の話しの続き。

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先日、電車に乗ろうとJRの駅のホームに降りていくと、大学の同窓の方がいらした。どちらまでとお声がけし、数駅一緒の方面だったのでしばらく話した。「やっぱり、大学で統計を学んだのは大きかったです」と私が切り出した。都市工学を専攻していたこの方は、「そうですね、僕たちもいまでいうビッグデータの走りをやっていました。統計パッケージでは扱えない、個々人の移動データをC言語で処理していました」とおっしゃった。そりゃ、まさにGoogleがやっていることじゃないかと!Googleビッグデータの入り口としての、メールシステムや、マップ、ウェブ広告を持っていて、それを処理するテクノロジーとリソースを持っているということでこの方と意見の同意をみた。

僕よりもお若いこの方が卒業したのは、もう20年近く前のはず。元をただせば、都市工学として土木学部から独立した専門学問領域として学部として独立させたのも我が母校が初めてではなかっただろうか?人の移動データこそビッグデータとして扱うのに適切であり、その最先端をGoogleが走っているだろうことで意見の一致を見たことが嬉しかったので、エントリーとしてあげておく。

なお、ビッグデータ、AI、ディープラーニングがハブ中のハブであるがゆえに、ブラックスワン的な危機から逃れうるということを意味しない。少なくとも今の段階では。

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