我ながら、時間の使い方が下手だ。日曜の夜はさくっとねるなり、なすべき仕事をすればいいのに、だらだらと映画を見てしまう。ツタヤに寄る誘惑は退けられたものの、ケーブルテレビのスターチャンネルはついつい点けてしまった。今晩のお相手は、「アイアンマン」だった。
アイアンマン デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2009/12/02
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死の商人であった主人公が、部下の裏切りから逆に戦争の悲惨さを知り立ち上げる。マーベルコミックスの流れで言えば、「バットマン・ビギンズ」とよく似ている。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/07/09
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アメリカの理想が高ければ高いほど、必然的にひろがっていく人の心の闇があることを描き出している。
ダークな意図 - HPO:機密日誌
おっと、もう「2」の話題が出ている。
そうそう、そこが問題。
I have successfully privatized world peace.
私は、世界平和を民営化することに成功した。
しかし、アイアンマン2のまさにこのトレーラーフィルムが暗示するように、力を持つものには、必ず力と持つものを生じる。
米軍批判だと言われる「アバター」ですら、この原則を覆してはいない。地球人の軍人たちの力に対しては、パンドラ人たちの力で対抗している。
映画の舞台は22世紀の星パンドラ。希少鉱物を狙う人間たちは、美しい自然と共生する先住民ナヴィと戦う。元米海兵隊員ら軍服の人間は、圧倒的な軍事力で自然破壊をいとわない悪役として登場、「先制攻撃が必要だ」「衝撃と畏怖を与える」などと、ブッシュ前政権の戦略そのままのセリフを口にする。
お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
もちろん、私自身、世間の中では右のほおをひっぱたかれたら、だまってはいない。ただ、映画の描く「戦争と平和」の図式からもう一歩でも出て行かないと真の平和、平穏は得られない。