HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「エンデの島」を読み始める

希望の国エクソダス」の中年版というところか?北ではなく、南の離れ島に理想の社会を置く。

エンデの島 (光文社文庫)

エンデの島 (光文社文庫)

「オッキイ」という頼母子講というか、島内ファンドが紹介されるところまで読んだ。二宮尊徳も、村のファンド・マネージャー兼建築土木技術者という役割発揮で、多くの村の再興を実現した。

背表紙の解説にあるように「パンを買う金と、株に投機する金は違う」ことでなければならないのかもしれない。自分が見知った人と取引して稼いだお金が村を超え、街を超え、国を超えていくうちに、別のなにかになってしまういまの世の中の方が異常なのだ。二宮尊徳も、結局、外に流れてしまうお金を頼母子講、いまの信用金庫のような形で村の中へ還元させたことが大きいと私は考える。

ゆっくりと読んでいこう。