HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

それでも資産はべき分布する

このレポートがおもしろかった。

家計金融資産 1,400 兆円の分析 -金融資産の質、量及び分布の状況-

(中略)

1,400兆円はGDPの3年分近くに相当し、政府負債残高を大きく上回る膨大な数字である。しかし、人口で割った場合、赤ん坊からお年寄りまで、1人あたり1,000万円を大きく上回る金融資産を持ち、一世帯あたりでは、3,000万円近くとなる家計の姿は、一世帯あたりの金融資産を1,000万円余とする他の統計16や国民の生活実感と乖離していることは否めない。他の統計との比較や負債を考慮すれば、その大きさについて異なる見方を取ることもできる。

http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/0491.pdf

ま、とにかくお金をもっているのはどうもごくごく少数のお年寄りらしい。1兆円以上持っている人が800人くらいいて、日銀以外の調査ではひっかからないとか仮定しないと700兆円くらどうも数字があわないらしい。その方たちとそのご家族にごく控え目に生活していただくだけで、国の問題の大半は解決してしまうような気がする、もし1400兆円以上の個人金融資産が存在するのなら。

実のところ、金ならあるのだじゃぶじゃぶと。金額で世界で二番目に、Per Capitaなら世界一。

404 Blog Not Found:20世紀の、だったら納得したのに - 書評 - 21世紀の国富論

いかがでしょうか?私よりはるかに1兆円資産の方々にお近いと思うのですが? > Danさん


■追記

公式な答えを発見したので、追記しておく。

資金循環統計の定義上、(1)金融資産のなかに、企業年金国民年金基金等に関する年金準備金、預け金(ゴルフ場預託金等)、未収・未払金(預貯金の経過利子等)など、通常個人が必ずしも金融資産とは認識しない金融商品が含まれている、(2)家計の金融資産には、純粋な個人金融資産だけでなく、個人事業主(個人企業)の事業性資金も含まれているなど、割引いて考えた方がよい点があるのも事実です。

http://www.boj.or.jp/type/exp/stat/faqsj.htm#4-01

少し納得した。


■追記 その2 平成29年11月22日(水)

場所移動の模様 

http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/issue/0491.pdf