朝方、河合隼雄の「子どもの宇宙」を少し読んだ。
- 作者: 河合隼雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1987/09/21
- メディア: 新書
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子どもがいかに大人の価値によって削られてしまうか、受け止められ損ねているかを子どもの詩をもって示していた。私自身も大人の論理といか、社会はこうなんだということに打ちのめされている自分がいるなと感じる。
常識を強要されること自体がある種の人たちにとっては暴力なのだと知る。子どもにとってはましてそうなのだろう。
脈絡もないのだが、年の瀬でもありこれまでお会いした方々のことを思った。非常な困難を乗り越えていらっしゃる方は、それぞれ独自の強さをもっていらっしゃる。凡人の私には不思議としか思えないパワーをもっていらっしゃる。私から見えれば苦痛というか、苦労というか、とてつもないものをかかえていらっしゃるに違いないと勘繰りたくなるくらいなのに、それをものともせずに生きることに楽しみを見出していらっしゃる。
Happy is tha man who is nothing
ああ、そういうことかもしれない。
Using another as a means of satisfaction and security is not love. Love is never security; love is a state in which there is no desire to be secure; it is a state of vulnerability.