ダイモンの声とは、新たな精神の目覚めではなかったろうか?
しかし広場で対話や議論を広く行ったことが若者に有害な影響を与え,自らの内なるダイモンの声を聞くとしたことが国家の定めた神々を無視して新たな宗教を扇動していると,市民層から告発を受け,有罪となる。逃亡を勧める弟子に対し,悪法も法であると自裁した。
近代精神とそれ以前の精神とのバランスをとらなければいけないほど、人と人との距離が縮んだ結果、人と人との対話、「声」として脳の部位と部位とが対話が必要となった。
なんつうか攻殻のささやきみたいなもの?
「攻殻機動隊」以前に描かれてきた単体でしか存在してないサイボーグや、ロボットのSFと比べて、ネットがすでにそこに存在していることが「攻殻機動隊」の世界ではあたりまえになっている。
[書評] 攻殻機動隊 Ghost in the Shell : HPO:個人的な意見 ココログ版
「SNSがささやくんだ」みたいな感覚?
ソクラテスが感じたのも、草薙素子が旅立っていた世界も、新たなネットの次元だったと言いたい。
■追記
Gigazineさんの記事に妙に共鳴してしまった。
これらさまざまな崩壊する要素を乗り越え、成長し続けるコミュニティというのが存在する場合、そういったコミュニティの運営や管理といったものはちょっとした「国家」のような様相を呈してくるはずです。巨大なネットコミュニティを主催したり、運営側に回ったことのある人であれば、「国家みたいな大きなものも一種のコミュニティなのではないか?」と感じたことがあるのではないでしょうか。
ネットコミュニティが崩壊するとき - GIGAZINE
前にmixiの分析にちろっとかかわったときに二重ネットワーク*1の存在について少し考えた。mixi会員間をノードとするネットワークという平面と、属性としてのコミュの平面の2つのかかわりについてだった。ノードの数がその当時の30倍以上になっている今日でもきっとあのころと構造体はあまり変わっていないだろうなと想像する。
■追記 その2
Danさんのこの感覚ってうっすらわかる。
・ここは誰?私はどこまで? @ 404 Blog Not Found
すごいなと思う人の共通する3つの特徴 - HPO:機密日誌
- ものまねがうまい。
- 食べるだけでレシピが分かってしまう。
- どうも頭の中だけでかなり複雑なシミュレーションができてしまうらしい。
*1:あれ、ネットワーク分析でなんというのだったかな?金光さんの本の表紙にまでなっているのに!