結局経済的効率を追求すればするほど周辺と中央の格差は広がる。そして不安定さ、経済の波は予測不能で上がり下がりの差が激しくなる。1/fゆらぎといってもいい。
この中で人の倫理的側面あるいは人のプライドを失う確率はますます高くなるのだろう。自分の持つ技術、稼ぐ能力、特殊な経済生態圏内での地位、があっというまに時代遅れになってしまう可能性がますます高くなるのだろう。
例えば「百億の昼、千億の夜」で語られた「A級市民」、「惑星ザルドス」の永遠に生きる人々、ダイアスパー、あるいは、「火の鳥・未来編」働くことなく生きている人々はみじめだ。
萩尾望都作品集 (〔第2期〕1) 百億の昼と千億の夜1 (プチコミックス)
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国という枠組みに支えられなければ生きていけないにせよ、住む場所と食が確保されるだけでは人は生きていけない。