- 作者: 清水千弘
- 出版社/メーカー: 住宅新報社
- 発売日: 2004/05/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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不動産市場の経済分析―情報・税制・都市計画と地価 (シリーズ・現代経済研究)
- 作者: 西村清彦
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2002/06
- メディア: 単行本
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たまたま、著者である清水千弘さんにお会いして、いただいて来てしまった。非常に面白かった。
なんというか、地価もきっと都市などと同じようにべき乗則とのからみがあるような気がしてならない。どうもそういう色眼鏡をつけて本書を読んでしまったような感じがある。
・べき乗の法則と首都圏経済白書 (HPO)
邪道であった。反省。
清水さんのご専門は、元々多変量解析だと聞いている。そこから、不動産価格の指標作りに集中されたのはさすがだ。ヘドロック法という手法で、見事に不動産公示価をうわまわる制度の不動産価格を導出されている。
逆にいうと、この手法の道路幅や面積などの「因子」を排除して、GISで分析すればその土地、その土地における「地価」というのが導出されるはずだ。それは、きっと東急不動産の地価マップを上回る精度になるのだろう。
たぶん、こうした試みの内にある「不動産市場分析」のp.90の地価のGIS分析を見ているとむらむらくる。昔やった、正規格子モデルの「集中シュミレーション」の山を思い出す。
・[書評] べき乗の法則、ウェブログ、そして、不公平さ (HPO)
うーん、とりあえずBASICでちゃんと正規格子のシュミレータを作ってみようかな...
ちなみに、「不動産市場の経済分析」の第8章の「権利の束としての不動産:オプション理論による解明」で、いきなりブラウン運動が出てきて感動!高安秀樹さんの分析みたいのが、使えるのかもしれない。
・ゆらぎを扱う数学の誕生(1) by 飛田武幸、高安秀樹、公文俊
・ゆらぎを扱う数学の誕生(2) by 飛田武幸、高安秀樹、公文俊
- DX7と高安発言
「ゆらぎの数学」のかけるノイズと足すノイズって昔のヤマハの音源の式と比較可能なのでは?
多分地価のシュミレーションと実際の地価とは、シンセサイザ(死語?)とアコースティックな音源との関係と比べられるかもしれない。