HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ランダムネットワークとみにくいアヒルの子の定理

尊敬申し上げる渡辺慧さんが認識について、みにくいアヒルの子定理を提唱した。この定理はかなり論理学的に厳密に為されているのだが、結論だけをいえばAとBという2つの事物が存在したときに、似ている点も似ていない点も同じだけの数の述語をとることができるというものだ。述語の重み付けによってのみ、AとBとの違いを判別できるということだ。

ネットワークのリンクというのも、実はこれににているのかもしれない。ノードとノードのリンクに志向性がなければ、ネットワークに価値観はうまれない。ノードとノードのリンクの経路が無数にとれればという前提なのかもしれないが。。。

最近、グーグルの"I'm feeling lucky!"ボタンを多用しているのだが、かなりヒット率が高いように感じる。考えてみればグーグルのPageRankがこれだけ人の価値に一致するというのは、ウェブがランダムネットワークでないという証左なのかもしれない。