HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「罪と罰」漫画版

手塚治虫版の「罪と罰」昔読んだきりだった。

罪と罰

罪と罰

あれはあまりに子供向けだった。Kindleで見つかったので、読んでみた。

罪と罰 ─まんがで読破─

罪と罰 ─まんがで読破─

やはり、これでは伝わらない。ロシア独特の土着性と言うのだろうか、日本人がイメージする厳格なキリスト教とは違う何かがある気がする。それは、「罪」意識の差かもしれない。

罪と業の違い - HPO機密日誌

また改めて考えてみたい。

現場は生き物

ある場面でお話しをさせていただいていて、突然気づいた。現場とは、人とものごとが不可分に組み合わさっている、「現れる場」なのだと。店を例に取ろう。店が物理的に存在していても、なにも起こらない。店員も、客もいなければ、なにも起こらないのは当たり前。物理的な店はなくとも、店員(売り手)と客(買い手)がいれば商売は成立するが、あまり効率的とも言えないし、マーケティングが入る余地もない。人と物理的な存在が不可分であるから、ことがその場に現れる。この相互作用をどう解くかが、商売、仕事の成り立ちであり、人が人の時間と空間を支配すると言うことなのだと。

まさにそんな現場に日々身をおいている自分はなんと有難いことかと感謝の気持ちが溢れた。

心が先か?行動が先か?

ここのところの仕事のストレスか、めずらしく胃の辺りがしくしく痛んでいた。とうとう、午後は会社を早く出て休みを取った。それでも、夜は友人との約束があり打ち合わせを兼ねて会食をした。まあ、実はその友人は同級生の僧侶。いろいろ話しをしている内に不思議なほど胃の痛みが遠のいた。宗教家の功徳かと感謝。

いろいろ話す中で、以前父とよく心が先か、行動が先かという議論をしたという話しになった。私は道元師が「身心」とおっしゃっていたように、身が先、行動が先だと。心の反省を重んじていた父は、「心がなければ行動がない」と言っていた。

お父様のおっしゃっていたのは、菩提心、発心のことでしょう。誰もがよい心を持っていても、その心を仏道の修行に使う決意をしなければ行動は生まれません。
一方、お不動様のお姿から取られた御教えの「私達の誓い」の最初の二つ、「奴僕の行」、「羂索のおさとし」は行動です。それに続く、「磐石の決意」は心のことです。ちなみに、「奴僕の行」とは、お不動様が自ら奴隷(スードラ)のお姿を取っていらっしゃることから、人々に奉仕する「行」のことを言います。

お不動様の御教え

大本山 成田山

永年の父との議論にひとつの結論をいただいた。もはや父とは議論はできないが、こうして友と仏教について、人生という修行について話しができることはとても有り難いことだ。

Star Wars: Force Arena に自分の課題を見る

新しい修理キャラの登場によって、攻撃一辺倒から防御に余裕が持てるようになった。というか、大人買いした結果、無駄にレベルがあがり「斬りまくり」戦法では勝てなくなってしまった。

第一波の攻撃にほぼすべてをかける。相手の砲台や、攻撃ユニットも1度に一つのターゲットしか攻撃できない。攻撃相手の選択に持続性がある。従って、施設攻撃ユニットを「エスコート」するとは自らのリーダーユニットにすべての相手の攻撃を受ける覚悟で突撃するしかない。ルークでも、ヴェイダーでも斬って、斬って、斬りまくる。一気に敵砲台であるターレットを壊滅するまで攻撃する。

Star Wars: Force Arena に自分の生き様を見る - HPO機密日誌

最初の一撃に全てをかけているので、この一撃が成功しないと後は、攻め込まれて終わりというゲームが続いていた。ビデオを見ると、自陣に引きつけて撃滅している。自陣の「砲台」の火力はわりと強い。自陣の方が有利に戦いは進められる。


Star Wars: Force Arena - Best Deck! Darth Vader Deck - road to Kyber!

まだまだの状態ではあるが、この引きつけて撃滅というスタイルを実践しつつある。

これは、もしかして仕事の上でも同じではないだろうか?

これって気がつくと、自分の仕事のスタイルだと気づいた。リアルな仕事の上で、できるだけ部下の育成のためにも自分は前線に出ないように努力はしているのだが、ああ、この辺の戦線がくずれそうだなとか、ここのところがどうかなと思うと、自然に足が向いて現場に行き、問題を発見すると手が出てしまう

リアルの仕事においても、自ら特攻するといわんばかりに前面に出ていくスタイルから準備に準備を重ねて(エネルギーを貯めておいて)、カウンターパートナーを引き寄せ(敵を自陣に引き込み)、有利な状態で仕事をひとつひとつ解決する(個別撃破)スタイルへの変換を意味する。考えてみれば、そもそもカウンターパートナーの特性(デッキ)の内容もわからずに相手の懐(敵陣)に飛び込むのは無謀といういうもの。

もしかすると、Force Arenaが私の人生を変えるかも知れない。

駅前と郊外の逆転

20年以上前、2年間米国に留学していた。学校の近くにアパートを借りて、中古車を買って、よくショッピングモールに買い物に行った。学校は街中の住宅街のちょっとはずれくらいにあった。どんどん街中の商店が寂れ、日本のダイエーと同じで街中にショッピングモールを展開していたシアーズだったかすらも閉店が続いていた。街の中心部から20キロ、30キロ離れたところでは、巨大ショッピングセンターの開業が相次いでいた。百貨店が四つ、その間をモールが四つ、正方形につないでいるなんてところもあったと記憶する。たしか、一辺が800mくらいあったんじゃなかったかな。もちろん、マイル表示だったけど。

その根底には、ショッピングセンターの不動産マーケティングの公式があった。ショッピングセンターの集客力は面積の自乗に比例するという公式だ。

ショッピングセンターの集客力

もともと古い古い町に住んでいたこともあり、米国のような巨大ショッピングセンターは日本にはなじまないだろうと思っていた。しかし、米国の巨大さとは比較にならないまでも、イオンのショッピングセンター攻勢が続くのを見、他方、駅前もしくは駅直結のマンションが建設されるのを見てこれからは、駅前と郊外が入れ替わることを直観した。日本の戦後のライフスタイルとは、駅前の商店街で買い物をして、郊外の戸建ての家に暮らすことだった。サザエさんの磯野・フグ田家のライフスタイルだ。ノリスケさんの波野家のようなアパート暮らしは戸建てに至る途中経過の生活形態にすぎなかった。それが、平成に入ってから大きく転換していった。駅前に暮らし、週末に大型ショッピングセンターに買い物に行くスタイルになると。

他方、駅前商店街の方々ですら商店街に住まずに、郊外の戸建てや、駅近くのマンションに暮らし始めたのをみて、逆転現象が起こるのが不回避なら、商店街を残すためにも駅近くの定住人口を増やす工夫をすべきだと考えた。詳細は私の仕事と深く関わるために書かないが、この20年間で伝統的な街並みを生かしながら、かつ、駅前定住人口を増やすプロジェクトには関わり続けてきたと言える。そして、今日その節目となるプロジェクトの完遂をみることになった。2月28日には以前から深く個人的な思い入れもある日だ。長期に亘るプロジェクトがこの日に節目を迎えることができたことを関係するすべての方と亡き父に感謝したい。

社員持株会

必要があって調べた。社員と会社の距離を縮めるためにはとても重要。逆にせっかくある制度が生きていないというのは、社員にまだまだ会社が信用されていない証拠。

「人」株式会社にも社員もいれば、株主もいる。特に、社員持株会が発達していているといえる。体内に抱える「手」だとか、「眼」は、「私」の指揮下にある「社員」であると同時に、「私」を裏から制御する「株主」でもある。直接間接の「私」と「身体」の間での、「報告」と「指令」といったやりとりにおいて、「社員」のいうことを聞かないとさまざまな病気だの、欝だのといった形でしっぺ返しを「私」社長はくらう。いやぁ、実感をもって断言できる。

現場を知っている社長はよい社長 - HPO機密日誌

もうずいぶん以前から問題意識は感じているが、これは難しい問題でもある。

hpo.hatenablog.com

従業員持株会(持株制度)って何?

従業員持株会(従業員持株制度、社員持株制度)とは、企業が従業員に対して自社株を保有させる制度。持株会を会社が作り、その会員に従業員(社員)がなります。その上で、会員は毎月一定額を支払って株式を持株会として共同購入するという制度です。
持株会があっても参加は任意です。必ずしも持株会に入る必要はありません。

上場企業の場合は原則として時価で購入する形になりますが、会社側が福利厚生の一環として一定の補助を行うケースもあります。また、未上場企業であっても将来の上場をにらみ持株会制度を導入している会社もあります。

従業員持株会のメリット、デメリット | Money Lifehack

要は、持株会と株式公開への期待が表裏一体でなければならない。ここが難しい。会社の適正規模、上場することがその会社の使命と本当に合致しているのかよくよく考え抜いて決断しなければならない。それでも、持株会という形で社員に「私たちの会社」としての意識を持ってもらうことは大切。

ウォークラリー

コースからあまりにはずれた参加者に注意を喚起するというのが主な役割だが、初めてお手伝いさせてもらった。ウォークラリーはオリエンテーリングと違って、コマ図と呼ばれる断片的なコース図を使って歩いて行かなければならないので、なかなか参加者は大変。

コース図
ウォークラリーで使う地図をコース図という。普通の地図と違い、コース図は交差点や分岐点だけを表したコマ図を組み合わせたもの。「●」が現在位置、現在位置で向いている方向が上となり、「→」が進む方向を表している。このため、コース図における東西南北の向きは一定していない。また、コマ図間の距離は一定ではない。

ウォークラリー - Wikipedia

天気も良く、気持ちよかったのではないだろうか。ラリーの前、後にきちんと分析が行われて、参加者の間でのコミュニケーション、積極性、ルールの重要性などが確認できた。よいリーダーシップ開発になったように思う。

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