なーんか、最近「読み始める」ばかりで気が引ける。時間の管理がまだまだだなと反省。
で、高校物理。子供に少しは偉そうな口をきくには、まず自分が勉強しないとと想い、読み始めた。なかなか面白い。
新しい高校物理の教科書―現代人のための高校理科 (ブルーバックス)
- 作者: 山本明利,左巻健男
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/02/21
- メディア: 新書
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あれは、中学の初めだったか、子供向けの数学の解説書にはまった。二次方程式、自然対数、微積分の初歩くらいまでが割とわかりやすく語られていた。この延長で、当時使い始めたBASICで衛星の軌道を力のベクトルを使って表現できないかやってみた。だが、全然ダメ。で、物理の先生に聞いたら、「あれは、x−y座標でなく、角座標だよ」と言われた。ところが、角座標でどう力を現したらいいか分からず挫折してしまった。
本書で初めて角座標の微分で重力と遠心力が釣り合う速度の計算が理解できた。ニュートンの法則と数学的な基礎、定数の計算までが理解できた。角座標、円運動のy軸への投影ということで、振り子の運動が表現でき、五円玉と糸だけで地球の重さが計算しうることがなんとかわかった。50を迎えようとするおっさんがいまさらこんな初歩がわかってなかったのかと言われそうだが、何歳になってもパズルのように物理法則の原理原則のメカニズムが分かることはどきどきする。
数学の美しさ、物理の原理のおもしろさをなんとか子供に伝えたいものだ。