数日前、台湾の友人とFacebookで話しをした。テレビ電話の質が非常に高くて、距離を感じさせなかった。列車事故の後だったので、日本製の列車が事故を起こして恥ずかしい、申し訳ない気持ちだと言ったら、「気にするな」と言ってくれた。
会話を終えて、1時間もしないうちにメッセンジャーでこの友人から送られてきたニュースがこれ。
重要な部分を引用する。
検査データを改ざんしたKYBの免震・制振装置が台湾に輸出されていたことが分かり、台湾でも衝撃が走った。政府は各県と市政府に調査を行うよう指示した。日本を高く評価することの多い台湾だけに、衝撃はなおさら大きいようだ。
かなり、台湾の友人は憤慨していた。台湾を代表する建築物、「101」にはかなり日本の技術が使われている。問題を起こしたKYBの部材が使われていた可能性がかなり高い。
建設業に関わるものとして身の置きどころがないほど恥ずかしい。友人にも面目がたたない気持ち。なんといっても、KYB社ともう一社で日本の免震・制振油圧装置の90%のシェアを占めているのだからほかの選択肢がない。本件は、国際問題として扱うべきだと強く主張しておきたい。
*1:この時点ですでに台湾国内では運転手の側の要因が大きいと伝わっていたのかもしれない。
「日本産」が死傷者数を抑えた?台湾脱線事故車両の「遊び」構造 - ライブドアニュース