HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

お役所も守れない規制は見直すべき

お役所の障害者雇用の水増し問題が報道されている。お役所のようにまじめな組織ですら守れない規制であれば抜本から緩和すべきだ。

www.nikkei.com

経営の神様、ドラッカーが書いている。

あらゆる計画は、急速にその有用性を失うものであり、したがって、生産的であり必要であることが証明されないかぎり、必ず廃棄されなければなならならないにという考え方こそ必要とされている。さもなければ、政府は、規則や規制や書式によって社会を窒息させつつ、自らの脂肪によって自らを窒息させてしまう。

ドラッカーが書いてる! - HPO機密日誌

今回のように数多くのお役所で「水増し」が行われていたということは、法律を作り、法律を守ることが使命であるお役所、お役人の間でも、「この程度の法律違反は誰の迷惑にもならない」という認識が広がっていたに違いない。すべての法律には期限を作り必ず見直すべきなのだ。誰も遵守することができない法律であれば改善すべきなのだ。必要性がなくなった法律は即刻廃棄し、フリーライダー、不要な利害関係を維持すべきではない。できるだけ小さな政府を目指さなければならない。自由こそすべての価値、イノベーションの源泉なのだから。

こんなことを書くと「法律は不可侵絶対だ。法律違反はいかなる肯定もできない」といった反論も出くるかもしれない。そういう方には、法律管理学の必要性についてどうお考えになるか質問してみたい。

hpo.hatenablog.com

ちなみに、本エントリーは障害者の方々を攻撃する意図は一切ない。