先日、成田空港の航空博物に行った。セクション41と呼ばれるジャンボジェットの頭部に入れた。
展示されているのは知っていたが解説付で中まで入れるとはしらなった。
ずっと疑問だった、「キャビンクルーは、ドアをディスアームドに」というアナウンスが、ドアを開けた時に非常用にスライドシュートが連動するかしないかなのだと教えてもらった。ジャンボには、そのための圧縮空気のタンクがあってその連動をさせるかさせないかが「ドアモード」の「アームド」、「ディスアームド」なのだそうだ。どう考えても、"Armed","Disarmed"なので結構物騒。
操縦席に座らせてもらって計器の種類や、操作方法などいろいろ教えてもらって大感激。ジャイロを使った慣性航法システムは、出発地で経度、緯度を入力することで想定的な航路、到着地示すのだそうだ。だから、ひとつひとつの駐機スポットには経度緯度が必ず表示されている。北緯があまり高くなると遠心力が弱くなりきちんと起動しなるなるそうだ。また、ソ連による大韓航空機爆破事件はパイロットが出発地での慣性航法システムへの座標位置の入力を一度誤ったために起こったという話しもあるとか。
そして、「空と大地の歴史館」へ。
成田の歴史から目を逸らすのではなく、正面から見つめているように私には思えた。そもそも、航空博物館のパノラマのこの空白は真実を描くべきだと思う。
よく知られたことだが、この広く開いた緑地にはまだ独立の地主がいて生活している。私のような一介の人間がなにもできないが、成田と周辺、そして空港、なによりそこで生活し、働き、そこを利用する多くの人々の最大幸福を考えてほしいとついつい思いはする。その意味では、「空と大地の歴史館」のウェブサイトのトップページに1966年の閣議決定前から現在に至るまでの周辺航空写真の変遷があまさず出ている。