先日、105才で亡くなられた日野原先生の生前のインタビューをNHKで見た。ほんの一瞬だけだったが、大変印象的だった。インタビューの中で、「病になって、おろおろすること以外、何もできない自分を発見した。いくつになっても人と向き合って生きてると日々発見がある」、と語られていた大。
日野原先生は若い頃、「よど号事件」と呼ばれるハイジャック事件に乗客として乗り合わせていた経験をお持ちだ。地下鉄サリン事件でも、なにが起こったかわからないうちから無条件に患者を受け入る決断をされた。数年前、聖路加でお話しを直接聞く機会にも恵まれた。すくっと立って、力強く若い聴衆に向けて語りかけておられた。なにがあっても、自分自身と信仰を失わずに立派な態度を貫かれた方だ。生きている限り最後の日まで「発見」があると、成長していくのだと語っておられた日野原先生を想うと、㊿になったの、体力がなくなったら、もう十分に努力して、成長したと想いこんでいる自分が恥ずかしくなる。日野原先生を見習って、何歳になっても、多くの方々と向き合い、成長し続けたい。