HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「没後30年 鴨居玲展 踊り候え」

鴨居玲という画家を大して知らずに展覧会に行った。うちのめされた想いをしている。

踊り候え

東京ステーションギャラリー - TOKYO STATION GALLERY -

どの人物を見ても、あるいはふんぞりかえり、あるいは踊り、あるいは手を広げ、アンバランスなポーズを取っている。独特の赤、朱の色を下地に厚く塗られた上に黒く塗り込められたキャンバス。人物たちの表情もなんとも独特だ。日本人でこれだけ人のペーソスを一枚の絵に描ききった近代の画家を知らなかった。

1982年 私

綴り雨:鴨居玲

まだまだ言葉にならない。生涯をつづった本を買ってきたので、ゆっくり読んでみたい。

鴨居玲 死を見つめる男

鴨居玲 死を見つめる男