間接的だがある分野の専門家のシステムのロバスト性についての話しを聞いた。僕らが想っているより、システムとはしたたからしい。冗長性というのでは、迫真性がつたわらない。
生命現象も、時系列の事象がつぎつぎにつらなっていくことで生じている。DNAのレベルから、心臓の心拍、脳の思考、筋肉の動きなど、すべては長い長い歴史の中で織り込まれて出てきてた非線形現象であり、自己組織化現象である。だから、どのレベルにおいてもバタフライ効果の危険性は常に存在するといえる。だが、生命は数十億年も続いている。地球上のすべての生命がなんらかの形で親戚であることは広く知られている。ここが生命というシステムのロバスト性だ。生命というシステムは十分に「したたか」なのである。
複雑系とロバスト性 - HPO機密日誌
いろいろ考えるところがある。