いま地元の私の出身校の大同窓会の企画をしている。と、書いているそばから、あれをやらなければいけない、ここにもあいさつしなければならないと浮かぶほど、やることがたくさんある。それでなくとも忙しいのにと自分でも思うのだが、これはとても大切なことなので一生懸命やっている。
で、その打ち合わせをしている中で、その出身校の分厚い同窓会名簿を見た。その中には、私の親族の名前がたくさんある。現在の校名になる前の前くらいの女学校のころのページに、私の祖母の名前が載っているのを見つけた。祖母の同窓生の名前のいくつかに見覚えがある。そういえば、私の近しい親族の嫁ぎ先のお祖母さんも私の祖母と同い年で昔から縁があったと言う話を、嫁ぎ先に行くたびに聞かされた。ようは、我が街は昔からの血縁、地縁、同窓の縁が大変濃い。
うまくいっているいかないはあるにせよ、当然結婚も昔からの縁の結びつきがからんでくる。二重三重に縁があるのだから、そう簡単には終わりにはできない。あ、いや、そうでもないか、最近我が街ですら離婚も多いように思う。それでも、結婚というのは個人と個人の結びつきというよりは、家と家との結びつき、世代と世代を超えるご縁の結節点なのだと、同窓会名簿をみながらつくづく感じた。