私の勝手な思い込みかもしれないが、ユニコーンのテーマ曲それぞれに主要キャラが歌い込まれている。そのキャラが見える。
■「流星のナミダ」(episode1:ユニコーンの日)
やっぱり、バナージかなと。父親からユニコーンを託される。そして、旅立っていく。バナージの姿にこの曲が重なる。
ほら 君のいままでが 僕の中にあるから
流星のナミダ 歌詞
一人だけど一人じゃない もう寂しくなんてないよ
■ 「Everlasting」(episode2:赤い彗星)
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ミネバである。バナージと出会ったミネバである。落下していくミネバを助けたバナージが手を差し出す瞬間。そして、episode 5で再びミネバが「私を受け止めなさい」と飛び降りる瞬間と重なる。運命の二人なんだなと。
I feel you by my side
Everlasting Kylee 歌詞情報 - goo 音楽
運命抱きしめた
会えなくても感じてる
響き合うever last
しかし、まじめに考えれば地球ー宇宙経済を裏で支配するビスト財団ご当主の息子と、連邦政府と武力で対抗できる力を持つザビ家の正統後継者というのは、恐ろしいばかりの組み合わせだ。
■ 「merry-go-round」(episode3:ラプラスの亡霊)
鍵をかけた 遠い memories
merry-go-round - CHEMISTRY - 歌詞 : 歌ネット
廻る過去と 走り出した
悲しみのこの地球(ほし)に 映るよeverlasting love
マリーダとジンネマンだろうと。CDのカバーイラストだって、クシャトリヤだしね。
マリーダとジンネマンはそれぞれの過去があっても、実はお互いをすごく必要としていて、めぐる記憶との葛藤の中でも、からみあいつづけてく。この純愛が好きだな。
■ 「B-Bird」(episode4:重力の井戸の底で)
これは、ロニ・ガーベイや、ヨンム・カークスに代表される武装蜂起してやぶれたジオン残党に捧げられたレクイエムだろうと。
優しさじゃ何も救えない
歌詞検索サービス 歌ネット
飲まれてく矛盾の世界
もし君と出会わなかったら
孤独さえ知らないまま・・・Ah
ジオン公国の人達もファーストガンダムの1年戦争から、みな幸せになろうとただただ行動してきた。そして、その結果、同胞、家族を虐殺される「敗戦」を迎えてしまった。その絶望の縁、死んでしまった血族への想いが彼等を悲しい戦いへといざなう。その想いは、表面の戦いが終わっても、地球のあちこちに生きながらえてきた。
ここに戦後の日本の姿を重ねてしまってはいけないのだろうか?ジオン残党というのは、戦後の日本でいえば小野田寛郎さんであり、横井庄一さんだ。旧日本軍の参謀本部は本気で百年戦争をやるつもりであった。あまりにも悲しい。
■ 「BROKEN MIRROR」(episode5:黒いユニコーン)
堕ちていくリディ・マーセナスだろうと。
Don’t be afraid
No one can tear us apart
A look around
You’ll never feel alone
You’re my twin
We never come to terms forever
怖がらなくていい
BOOM BOOM SATELLITES – BROKEN MIRROR | Oo歌詞
だれも僕ら二人を引き裂く事はできない
あたりを見まわせば
きみは独りじゃない
きみは僕の分身
でも僕らは永遠に分かりあえないだろう
自分の家の業の重さを知り、翻弄されなながらもミネバに惹かれていく。しかし、ミネバに拒絶されることによって、別の方向に暴走し始める。しかし、父親の地球連邦議長から明かされたマーセナス家の秘密とはなんだろう?
ちなみに、ファースト以来出てくる地球連邦の都市や基地が南半球ばかりだというのは、北半球が汚染尽くされてしまっているとか、核戦争が起こった後であることを想像させる。
■ 「RE:I AM」(episode6:宇宙と地球と)
フルフロンタルかなと。いや、シャアというべきか。あるべき姿、人が生きていける道をさがしもとめ、さがしもとめ、さがしもとめているのに、満たされない。復讐を果たし、野望のままに行動しても求める理想は得られない。その果ての絶望の縁のそのまた縁に経たされて、自らを民の「器」とする。
「側にいて」と抱きしめても もう2度と聞こえない君の歌声は
RE:I AM Aimer - 歌詞タイム
降り注いだ雨のサイレン 僕の代わりに今この空が泣き続ける
この曲はUCの音楽を担当されている澤野弘之さんの作詞作曲。それだけに、特定の人物というよりはUCシリーズ全体のテーマが入っているようにも思える。だけど、「2度と聞こえない君の歌声は」という部分にララァを想う。原作の福井さんの話しにもララァへの言葉がいかにUCのテーマにつながっているかということに関する言及があった。「シャアの逆襲」では、シャアを動かしていたのはララァへの思いであった。フルフロンタルにララァへの想いが残っているかどうかは疑問ではあるが。
■サウンドトラック
やっぱ、物欲かき立てられる。
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■おまけ
つーか、澤野弘之さんかっこよすぎ!