finalventさんとこで、見つけたこのエントリー。こころに強くひっかかった。
妻が去って今月で2年。あっというまだった。子どもたちとの生活にもそれなりに慣れた。それでも、この「俺」さんのように妻を、いや、元妻を許すことは私にはできない。
この「俺」さんにしても、「娘」さんが生まれる前からほぼ成人するまで20年間、「妻」を受け入れることはなかった。いや、いまでも和解したといいながら、「夜のほうはまだなんです……」と正直に答えている。
なぜ男は許されて女は許されないのか?お前は清廉だと胸を張って言えるのか?と問われれば、私は言葉を失う。
そう、たとえば2年前、元妻と私はよく遠藤周作を一緒に読んだ。
- 作者: 遠藤周作,鈴木秀子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2005/06/16
- メディア: 文庫
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情愛は嫉妬を産む。嫉妬は憎しみにつながる。憎しみは絶望につながる。そこまでは私にもわかる。この物語はその先を語っている。妻とは、遠藤周作の言葉がこの物語にすべてはいっているね、という話しをした。
「ことの終わり」を見る - HPO:機密日誌
それでも、別れるときには別れる。縁がなくなるときには、縁がなくなる。人生とは自分がおもったままにはならない。そでも、生きていくしかない。そして、そこに道はあると信じたい。
ま、未練たらしくこんなエントリーをあげてるようじゃだめだな。