静かな凄さを感じた。

- 作者: 丹羽宇一郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/02/24
- メディア: 単行本
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この標語は社長室に貼るべきものだそうだ。社長が働かなきゃ社員は働かない。
オリンパスの損失隠しの後で、3950億円もの特別損失処理をしたという話しを読むと、改めて丹羽さんのすごさが伝わる。
「ビジネスの世界では自分の評価など何の足しにもならない。例えば自分が100点満点の仕事をした場合、自己評価は150点くらいになりがちです。では他人の評価はというとせいぜい7、80点くらいのものでしょう。」
仕事の場で評価の軸となるのは周りから必要とされるかどうかだ。仕事の評価は、自分都合でなくお客様都合ですべきだ。
そうそう、この本を学生運動の闘士からビジネスのメンターになるまでの修練の物語と読むこともできる。