HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

星間戦争

スターウォーズのブルーレイコンプリートボックスがとどいた。画像がとてもきれい。

とりあえず、エピソードIからIIIまでを見た。IとIIは、アナキンの恋の物語だとして見れた。

IIIは見ててつらい。これみてて、スターウォーズって、アナキンが愛するものを破壊せずにはいられない無意識の力の物語なのではないかって気がしてきた。

パドメゆえに、パルパティーンの罠にはまりダークサイドに落ちて行くのに、パドメの愛を失い炊くがない故に時空を超えて無意識にダークサイドのフォースを発動させ、パドメを殺してしまう。

ルークに「自分こそが実の父親である」というくらいだから、エピソードIVの最初からレイアも自分の娘であると知っていたのではないだろうか?自分の実の娘にいきなり自白剤を使えるか?親子の間の対立だとIVを見てみると、かなり残酷な物語ではないだろうか?これまでのように、ハリウッドらしい楽天的な勧善懲悪のSF映画とは見れない。

そもそも、スターウォーズ、「星間戦争」ってタイトルにもかかわらず父親なしで産まれたアナキンとその血統の物語であることが不可解。それにもまして、共和制、民主主義を守ることが敵味方の対立軸なのに、「民の力」を感じさせるエピソードがあっただろうか?「スター」とは銀河の「星」のことを言っているのではなく、「スターシステム」の「スター」なのだろうか?