HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ライアン・ジョンソン監督はディズニー経営陣に魂を売ったのか?(ネタバレあり)

「最後のジェダイ」を見たファーストインプレッションは、まあそんなにメインストリームで言われていることと違ってなかったように想う。

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この"The River"の書き手の方と同じポスター画を使い、同じルーカスの「これはただの映画だ。そこにどんな意味があるのかなんて心配しなくていい」という言葉を引用している。結論も、ほぼ同じだと感じる。いや、まあ、私の「帝政から民主政」という表現はわかりずらいけど・・・。

ということは、これは「多様性」を重んじ、「血統」による限られた正統なサーガだけでなく様々なサイドストーリーを可能にすることを意図したディズニー経営陣に監督であったのか?

──最近、エピソード9の監督が降板になりましたが、ご自身がやりたいというような希望はありますか?

「僕は100%の力でエピソード8に向きあってきたから正直わからないし、考えられないな。いずれにしろ、エピソード9がどういう結末を迎えるのか、1人のファンに戻って見るつもりさ」

【超速報】『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督緊急来日! ファンイベントで語ったインタビュー内容を大公開!! | ロケットニュース24

監督降板となったエピソード9。スターウォーズをめぐる監督降板、交代は9ばかりでなかったらしい。

スター・ウォーズ フォースの覚醒」以降の作品群で、降板を免れた監督はJ・J・エイブラムス監督と、最新作「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」(12月15日)を手がけるライアン・ジョンソン監督しかいない。

コリン・トレボロウ監督「スター・ウォーズ エピソード9」降板 : 映画ニュース - 映画.com

そりゃあ、無重力空間で爆撃機が有効だったり、レイアがフォースで宇宙空間を飛んだりするくらいの矛盾を認めても、最後まで監督を続けたくなる気持ちがよくわかる。米国流の絶大な権力を持つCEOと、いつでもCEOを解任できる権限を持つボードメンバーとの確執がスターウォーズ世界に持ち込まれてしまったらしい。なんか、J.J.エイブラムス監督に「新たなる希望」を託したい。