HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「煩悩リセット稽古帖」を読んで般若心経が少しわかった

これはすばらしい本だ。今後の自分の行動の基準としたい。こんなにやさしい言葉で、こんなに深く具体的な仏道を解いていただけるとは、実に感動した。

煩悩リセット稽古帖

煩悩リセット稽古帖

いままでいくら解説書を読んでも、具体的な行動とならなかった般若心経の一部が、本書を読んで、ああ、そういうことなのかと、伝わってきた。

無色、無受・想・行・識、
無眼・耳・鼻・舌・身・意、
無色・声・香・味・触・法。

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小池龍之介さんは、禅を通して、声や光が、耳や目をとおって体に入ってきても、それを自分勝手に受け止めて、自分勝手なストーリーにしなければいいとこともなげにおっしゃる。この当たり前のことが、私には明確に意識できていなかった。

お寺のある街で生まれ育ち、般若心経はごくごく身近な存在であり続けている。何度となえたかわからない。それでも、わからなかったのが、一冊の本、いや、小池龍之介さんの一言で、ああ、そうなんだと伝わった。感謝したい。

どれくらい身近かと言えば、例えば、さっき歯を磨いた洗面所にもはってあるくらい。