HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

女の狂気と子どもへの愛

儒教では、親孝行が道徳実践の根底になっている。うちの家訓にも、「人たる道の第一歩は、孝の一字よりはじめよ」とある。二十四孝が有名だが、考えてみればはだかで虫の中に飛び込むとか、冬の湖に鯉をもとめるとか、狂気の世界だ。倫理・論理空間だけでは、儒教の体系は閉じ得ないのだ。

考えてみれば、人間以外のけものに狂気などない。狂気を持つけだものがいれば、あっというまに淘汰されてしまう。狂気は文明が生んだ。従って、人間の女の狂気は、けだもののメスの正気と起源も、性質も全く違う。

女の狂気は、子どもへの愛を実装するためにある。理性だけでは、無条件の愛は生まれない。儒教の孝のように、子供への愛を貫くには狂気が必要だ。

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要は鬼子母神の姿が母の本質だなと。