HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「希望の国のエクソダス」の革命

読書現在進行形。

希望の国のエクソダス (文春文庫)

希望の国のエクソダス (文春文庫)

たぶんセキグチと私は同じ年生まれ。田村くんがあまりにキュートで、自分のパスワードを変えてしまおうかと思ったくらい。投げかけてくる問いはあまりに重い。21世紀版の「吉野吉野人」かな?

あと、栗本薫の「Run With The Wolf」かな?

 『Run with the Wolf』
 母親を殺して生まれてきた異形のモンスター・ベイビー。彼の誕生が引き金となって、人間たちは発生件数が異常に増えていた奇形児たちの虐殺を始めたが、滅ぼされたのは人間たちの方だった。ネアンデルタール人が彼らから見れば奇形でしかないクロマニヨン人を生んで滅んでいったように、進化の袋小路に陥ってしまった人間たちも、彼らを生み出したことで役目を終え、滅びさってゆくのを甘んじるしかないのであろうか。

「セイレーン」栗本薫

ま、ちゃんと読み終わってから感想はまとめよう。