HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

消えてしまった本

先日、まぁ、ちょっと事件があって、「禅とオートバイ修理技術」の下巻をなくしてしまった。不思議なくらいふっときえてしまう本が何冊かある。以前、どうしても読み終われなかったのは、「教祖様」だ。

教祖様 (芹沢光治良文学館)

教祖様 (芹沢光治良文学館)

一度は、電車の中に忘れてきてしまった。買いなおして読み直し始めたのだが、いつのまにか消えてしまった。不思議な本だ。芹沢光治良も不思議な人だ。

  • 神の微笑 新潮社 1986 のち文庫
  • 神の慈愛 新潮社 1987
  • 神の計画 新潮社 1988
  • 人間の幸福 新潮社 1989
  • 人間の意志 新潮社 1990
  • 人間の生命 新潮社 1991
  • 大自然の夢 新潮社 1992
  • 天の調べ 新潮社 1993
芹沢光治良 - Wikipedia

1896年生まれなので、「微笑」を出した時点で90歳。「天の調べ」では、97歳!天命としていいようがない。「計画」までは読んだのだったか。

読書というのも実にご縁だ。同じ本なのに、どうしても読めない本もあった。しかし、なにかの拍子に読み始めてみると、まるで自分のために書かれた本だと発見する。時期が来たというのだろうか。「禅とオートバイ」もそういう本だった。

禅とオートバイ修理技術〈下〉 (ハヤカワ文庫NF)

禅とオートバイ修理技術〈下〉 (ハヤカワ文庫NF)

ここを追及することがいまの自分の時期なのか、それともまた消えてしまう本になるのか。