HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

発射失敗?いや、迎撃失敗じゃないの?

それともこれがMDの実力?

SPY-1レーダーが目標を捕捉・追尾すると、その情報はイージス・システムの戦術情報処理装置(C&DとWCS)に入力され、射撃諸元が計算されて、SM-3が発射される。演習において、SM-3ブロックIAの交戦高度は通常150km程度である[2]ので、射程1500km程度の準中距離弾道弾(MRBM)の場合、弾着まで7、8分と言われるがその間、複数回の迎撃が可能とされている。

ミサイル防衛 - Wikipedia

今回の北朝鮮のミサイル実験の結果を予測していたなら、破壊命令などだすべきでなかった。

失敗する予測ができていなかったのなら、全力をあげて打ち落とすべきだった。

誤報問題よりはるかに重大だと私は思う。

■追記

ようやくまともにニュースを終える環境にアクセスできた。

■予想外の低空飛行

 北朝鮮が東北部の咸境北道舞水端里(ムスダンリ)から、「テポドン2号」の改良型とみされる長距離弾道ミサイルを発射したのは5日午前11時30分。米軍の早期警戒衛星が発射の熱源を瞬時にとらえ、1分後には日本海に展開中のイージス艦2隻と航空自衛隊の地上レーダーが一斉に探知作業に入った。

 数分後には航跡を追尾中のイージス艦「こんごう」がミサイルの速度、角度などから弾道を計算。ミサイルの飛行高度は300〜400キロで、2段目の切り離しがなければミサイルは日本の東約1270キロの太平洋上に落下するとの予測を弾き出した。

ページが見つかりません - MSN産経ニュース

長い引用をしてしまったが、1分以内には方向や速度を割り出していたはずだ。本来なら破壊命令がでているので、速やかにこれを破壊すべきではなかったのか?

同指揮所の司令部では、ミサイルが日本の領土、領海に落下する恐れはないと判断、「迎撃せず」の指示を関係部隊に発令した。

緊迫のミサイル追尾…その時、MDシステムは : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

つまりは、この辺が実情だと。

今回、PAC3は秋田、岩手両県の駐屯地に展開したが、実際に北朝鮮弾道ミサイルが通過したのは、半径わずか数十キロといわれるPAC3の防護範囲から外れていた。仮にミサイルが落下したとしても、迎撃は困難だった可能性が大きい。

asahi.com(朝日新聞社):課題残した弾道ミサイル防衛システム 自民には拡大論も - 北朝鮮関連