やっぱり胸が痛い。
「昔知っていた人よ」
やっぱり、ラブストーリーはうまく行かないからこそ燃え上がる。
この前から不倫について考えていた。
古来、古事記を読んでも、源氏物語を読んでも、複数の男女が健全にからみあう姿が描かれていた。禁止されていても、いなくとも、男は女を求め、女は男を求める。そこにドラマが生まれる。
夏目漱石って結構不倫文学だよね。そうそう、漱石が学んだイギリス文学って、そういえば、不倫文学多いじゃないかと。古いところでは、アーサー王の妻、ギネヴィアとランスロットの愛が描かれている。
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もっと最近では、「ことの終り」もなかなか刺激的だった。ああ、これも「チェイシング・エイミー」と同じ三角関係だった。
うう、”Jealous of the Rain”...
「すべての情事(こと)はいつかは終わる。こうして(一度は愛し合った)僕らだってランチのテーブルに座って、君の亭主のことを話している」
...
「ぼくは雨にすら嫉妬してしまうんだ」
この映画はほんとうに美しい。
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