「不定」という答え

途中で萌絵が意図的に、にぶくされている。つーか、するどい時とにぶい時の差がありすぎる。作者の作為がみえみえ*1。私のような凡人でも一発目の殺人の途中で主要トリックがわかるんだから萌絵に分からないはずがない。

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)

それでも、最後の最後まで来て意外な展開があった。が、その意外さを正当化するためのそのあとの作為がまたみえみえ。また、このシリーズの最終局面を暗示させる部分も．．．．いや、まだ読んでないから凡人の予測にすぎないけどね。

といいつつたぶんまた森博嗣を読んでしまうのだろう。作者の作為にはまる私。

*1:「作為」がありありだから、「作者」か？こういうのなんつうんだっけ？循環論法？「循環参照」？