HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「海底二万マイル」を見た

これってほとんど「マトリックス」の「ネブカドネザル」じゃない?電気刺激で巨大イカを退治するとか、基地に入ってくトンネルとか、ウォシャウスキーはこの映画にヒントを得ているね。


@ แป๊กก : ทำไมประเทศไทยทำanimationแบบนี้ไม่ได้นะ ( ม้วน 3 ):

『海底2万マイル』ノーチラス号:1/45スケールモデル / レプリカ / eFX : フィギュア通販 キャラネット

前に見たのはかなりの短縮版だったのかもしれない。読んだはずの小説もジュヴナイルだったのかもしれない。ネモの一言ひとことにしびれた。「くだらない法律の支配」には笑った。また「国家が殺人を引き起こす、何千ものだ」と。

なにより、ウェルズはここまで核エネルギーとその危険性、そして国家が悪用することについて予想していたのだろうか?タイトルは忘れたが20世紀から22世紀くらいまでを予想した本を書いたと聞いた。その本では22世紀くらいまでに「私のエネルギーを正しいことに使う」世界政府が樹立するのだと書いてあるのだそうだ。しかし、残念なことに21世紀の100年は「未来の記録に残らないほど」混乱するのだそうだ。その話しを聞いたのははるか昔のことなのだが、気がつけばすでにその渦中にいるようにも思える。

いや、ネモにしろ、ネオにしろ、白洲次郎にしろ、その時代、時代に危機意識を持ってなすべきことをなした人はいるのだと最近つくづく思う。どうもいまの時代が特別で我々は格別な苦労をしなければならないのだ、破滅はそこにあるのだ、と想い勝ちだが、いつでもリスクはそこにあり、跳躍のタネもまたそこにある。

「まぐれ!」ではないが破滅的危機もべき分布するが、ネモのエネルギーに匹敵するような技術的跳躍もまたべき分布する。これは希望だ。

■訂正

失礼しました。「海底二万リーグ」はウェルズでなくヴェルヌの1870年の作品だそうです。

私が見たのはディズニーによる映画版。

海底2万マイル [DVD]

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1950年代の作品らしい。ということは「エネルギー」うんぬんは原爆以後の発想なんだね。

一応、ヴェルヌの続編にもヒントを得ているらしい。しかし、これは火山エネルギーらしい。

『神秘の島』(しんぴのしま、原題:L'Île mystérieuse )はフランスの作家ジュール・ヴェルヌが1874年に発表した冒険小説である。

神秘の島 - Wikipedia

いやいや、思い違いの巻きでした。あとで小説版の続編にあたる「火山島」について調べる。

ウェルズはいつごろの人だっけ?

ありゃ、1866年生まれの方なんだ。私の100年先輩だ。ヴェルヌと同時代といえば確かに同時代。どういう世紀末を経験されたのだろうか?そして、それがどう世界観につながったのだろうか?

私が人から聞いたウェルズの本はこれなのだろうか?もちょっと違う気もする。

解放された世界 (新潮文庫 い 2-33)

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